2000本安打、400本塁打を達成した小久保裕紀。ホークスでもジャイアンツでもキャプテンだった。
そして手にした数度の優勝と、本塁打王や打点王のタイトルという華麗な経歴。
しかし、栄光の影には想像を絶する苦難があった。度重なるケガと手術。そして、選手会長としてフロントとぶつかったがゆえの、球団から受けた冷酷な仕打ち。それは衝撃的な巨人へのトレードへと繋がっていく。
それでも小久保はグラウンドで声を出し続け、練習をし続け、後輩に手本を示し続けた。その結果が2011年の400本塁打達成や、日本シリーズの優勝に結びつく。そして2012年の開幕時には2000本安打にあとわずかなところまで迫っていた。しかし、あと1本で2000本というところで、また体が言うことを聞かなくなってしまう。それを克服しての、涙の2000本安打達成だった。
現役引退表明後、小久保にはどうしてもやらねばならないことがあった。スランプに陥ったとき、小久保は読書で目を開かされ、本から勇気を与えられた。今度は自分が書いて、励ます番だと思っていた。話したことを、フリーライターに書いてもらうような真似はしない。
引退後も、小久保らしい日々だった。朝5時から、1日8~9時間パソコンで自叙伝を書き続ける。1日も休むことはない。引退したからといって、遊びほうけることなどできなかった。書き直すことも度々あった。しかし、小久保は締め切りを破らずに書ききった。
いじめられっ子だった幼稚園時代から、野球に出会い、のめり込み、猛練習にいそしんだ学生時代、けがや挫折に苦しみながらも、自分を磨き、チームを鼓舞しつづけたプロ野球時代まで、小久保裕紀の全てを詰め込んだ自叙伝です。自分を成長させた本や、メンタルトレーニングについて、さらに後輩への指導法まで詰め込んだ、アスリートはもちろん、ビジネスパーソンにも役立つ、著者渾身の1冊です!
小久保氏自ら執筆した、入魂の自叙伝です。朝5時から1日8~9時間、毎日休まず書き続け、締め切りに遅れることなく書ききりました。内容は、編集部一同が太鼓判を押す面白さ!「七転び八起きの野球人生、そして優れた先輩に学び、後輩を成長させる姿はまさに真のリーダー。全ての読者に、感銘と勇気を与えてくれる1冊です。
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